本物の素材を、本物の技で
無垢は、生きた素材です。同じものがひとつとしてない木目、色、形、そして手触り。職人は、その一つひとつと向き合いながら、素材が持って生まれた魅力を手仕事で引き出していきます。
無垢と自然素材
WOOD YOUの家具は、天然木から切り出した無垢材でできています。仕上げにも自然由来の材料を使用。安全で耐久性が高く、人工的には作り出せない独特の風合いや経年変化も魅力です。
世界にひとつの無垢材を使う
無垢材には個性があります。例えば木目。同じ種類の木であっても、表面の表情は、一本ずつ異なります。製材してはじめてわかる個性的で力強い模様は、その素材がかつて根を張り、何十年、何百年もかけて育ってきた命だという証。自然とつながる感覚を感じさせる無垢材は、毎日眺めても、常に新しい発見があります。
部品や仕上げにもこだわる
無垢の魅力を引き立てるために、木材以外の素材も厳選しています。表面の仕上げには、木肌にしっかりと染み込み、劣化しにくい植物性のオイルを使用。木の呼吸を止めることがなく、美しい経年変化をもたらします。有機溶剤を含む接着剤も使わず、ビスなどの部品も、馴染みが良いように素材ごとに金属の種類を変えています。
職人の手仕事
職人の仕事は、木材と正面から向き合い、唯一無二の個性とエネルギーを受け止めること。そして、季節や経年による変化を計算した上で、お客様の生活になじみ、長く、心地よく使える状態に仕立てることです。人間にしかできない、繊細な仕事を大切にしています。
木の個性を最大限に生かす
製材された木は、木目や質感が様々。当然、家具にしたときの表情も一点ごとに異なります。職人が一番最初にするのは、素材との対話です。どうすれば、一番良い表情を引き出すことができるか。どのように使えば、個性を消さずに暮らしに馴染ませることができるか。木との対話は、家具が完成するまで続きます。
目に触れないところまでこだわり抜く
テーブルの裏側や引き出しの内側など、暮らしの中で目に触れない場所も、すべて手仕事。このこだわりは、構造も同じです。例えば接合には、伝統工法のホゾ組を採用しています。釘を使わずに、突起状の「ホゾ」と「ホゾ穴」を加工するこの方法は、手間と高度な技術が必要ですが、木の栓を使うダボ組よりも高い強度を保つことができます。
最初から最後まで一人がつくる
私たちのものづくりは、分業をしません。一つの家具にまつわるすべての工程をひとりの職人が担い、「責任担当者別生産」を行っています。コンシェルジュがお客様と一緒に描いた家具の姿や思い入れを受け取り、暮らしを思い描きながら製作する。丁寧な仕事は、こうしたものづくりの喜びから生まれます。