ロングセラーを再解釈。
家具と人の新しい関係へ
今、暮らしを豊かにするのは何だろう。
自然に感謝して、ともに生きること。
時間のかかる手仕事を、大切にすること。
ひとつのものを、手をかけて使い続けること。
豊かさとは、こうして物事とていねいに向き合うなかで育まれる「愛着」なのではないか、とわたしたちは考えます。
創立40周年を迎えた今、愛され続けるエッセンスを残しながらブランドを象徴するロングセラーを再解釈。
「ORIGINAL」「MODERN」というふたつのラインを通して、家具と人の新しい関係を提案します。
かたちの先の
やさしさをつくる
手仕事ならではの
シンプルで愛くるしいかたち
遠くから眺めても、近くから眺めても、美しい。目指したのは、ふたつの両立。手で削るからこそできる美しい曲線を描いた、シンプルで愛くるしいアイコニックなかたちです。
暮らしになじむ、植物のような家具
過度に主張しすぎない。かといって、無味乾燥でもない。動物的で躍動感あるオリジナルのフォルムを再解釈し、暮らしや空間に心地よい、植物のような存在感を追求しました。
座って触れて心地よい、
シームレスなデザイン
手仕事を極め、素材を熟知する。職人だからこその経験と視点、座ったときの温かさ。触れたときの心地よさ。無垢の木ならではの質感や揺らぎを残しながら、体に寄り添うシームレスでやわらかいデザインを実現しました。
CASE 01
MOCHI
フレンドリーで
ありながら
凛とした佇まい
アイコニックな背もたれを持つオリジナルのアイチェアを再解釈し、アームにかけての流れるようなラインをより際立たせるために造形をアップデート。コンパクトなサイズ感や座り心地、動線を意識したつくりを踏襲しながらも、座面部分のぽてっとしたお餅のような形状により、印象はよりフレンドリーに。
愛くるしいかたちとクラフト的な手触り感を追求しながら、最小限に抑えた部材とパーツで、ソリッドでシンプルに仕上げました。アイコンとしての存在感を放ちながら、より生活空間に馴染みやすいデザインです。
ORIGINAL
MODERN
仕様
ギャラリー
CASE 02
NAWA
流れるような
曲線と余白が
生きる
曲線を最大限に生かし、全ての線が流れるようにつながる柔らかな印象のチェア。二枚の板で構成された小さな背もたれが特徴的な、オリジナルのコルトチェアの再解釈です。シンプルな構造や軽さ、腰を支える計算された背もたれのフィット感はそのままに、よりシームレスな造形に仕上げています。
座面との一体感のある貫は余白の空間を意識し、強度を増しながら、印象はあくまで軽やかに。座面には、ペーパーコードやラタンを採用することで自然素材にこだわりながら、より軽くするための素材の工夫も凝らしています。
ORIGINAL
MODERN
仕様
ギャラリー
CASE 03
USU
英国の
伝統的なかたちを
現代的に再解釈
17世紀にイギリスで誕生した民芸椅子・ウィンザーチェアを再解釈。優雅な印象を継承しながらもトラッドな印象を刷新し、モダンにアレンジしました。脚やスピンドルの潔い直線と、アームや座面の一体感のある曲線のバランスが、建築的な美しさを醸し出します。
カンナ仕上げであえて手触り感を残した直線部分からは職人の手仕事が感じられ、全体のフォルムが与えるシームレスな印象と、細部の荒々しさが絶妙なバランスを保ちます。
ORIGINAL
MODERN
仕様
ギャラリー
変わらないDNA
「愛される無垢の木の家具をつくる」ため、40年間持ち続けたこだわりは、「MODERN」ラインにも受け継がれます。
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機能的であること
家具は暮らしのための道具。その主人公は、ひとです。体へのフィット感。導線の邪魔をしないつくり。そして軽さ。その先に機能的な美しさを導き出します。
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長く使えること
伝えたいのは、時が経つにつれて味わいを増す無垢の魅力。そのために、長く付き合えることは絶対条件です。意匠を追求しながらも、頑丈であることは犠牲にしません。
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正直であること
「正直木工所」。実は、ウッドユウライクカンパニーという名前を決めるときに挙がった、もう一つの候補です。素材にも、ものづくりにも、お客さまにも。正直であり続けます。