諸岡真由美

Mayumi Morooka

コンシェルジュ

2004年入社

東京・表参道にある直営店のショップスタッフは、現在5名。お客様のご要望を伺い、商品の魅力を深く伝えるために日々勉強しながら家具と向き合っています。長く付き合っていける家具だからこそ、お客様との関係も深くなる。WOOD YOUのショップスタッフはお客様との距離の近さが魅力です。入社して15年以上のベテランコンシェルジュ諸岡真由美には、入社して間もない頃に接客した忘れられないお客様とのエピソードがあります。

WOOD YOUに入社したきっかけは?

私は小さい頃から絵を描いたり、ものをつくったりすることが好きでした。美術系の短大の生活デザイン学科に進学し、デザインや建築などいろいろと勉強。特に建築に興味を持ち、卒業後は某大手工務店でアルバイトをしながら早稲田大学の夜間で建築を学びました。

WOOD YOUを知ったのは就職活動をしていたある日、青山のショップを通りがかったことがきっかけです。見るからに質の良さそうな家具が並んでいて、学生の私には手の届かない価格帯で敷居が高かったのですが、その当時いたスタッフの方がとても丁寧に接客してくださったのが印象的でした。人の手でつくられたアート作品のような美しい家具に触れた時、こんな魅力的なものを人に伝えたり紹介したりする仕事って素敵だな、と感じたんです。家具屋さんなら勉強してきたことも活かせるかなと思い、入社しました。

会社の魅力やショップの雰囲気は?

お客様の笑顔や感動に包まれる毎日は、この仕事ならではの魅力だと思います。家具の展示変えなどは、体力勝負の毎日。私は学生時代に運動部だったので、ある程度鍛えられてはいたのですが、働き初めの頃は毎日家に帰ると疲れ果てて動けなくなっていました(笑)。それでも、毎日素敵な家具に囲まれて、その魅力をお客様にお伝えして、購入してくださった方のお子さんやお孫さんなど、ご家族の方もファンになってくださるのを目の当たりにすると、すべてが報われる思いです。

学びが多いのも魅力です。入社時は、インテリアコーディネーターの資格は持ってなかったですし、家具の専門知識もなかったので、ゼロから勉強する必要がありました。日々先輩スタッフに教えてもらいながらノートをつくり、職人さんたちに「これはどうやって作っているのですか?」と質問しながら勉強。スタッフの方はみんな優しく、聞けば聞くほどいろいろなことを教えてくれました。

一番やりがいを感じる時は?

それぞれの家具ごとに思い出深いエピソードがありますし、接客が好きなのですべてがやりがいにつながっています。

今でも忘れられないエピソードがあります。入社して1〜2年目の頃、神戸からわざわざ来店してくださったお客様がいました。当時はまだ新米でしたが、ちょうど先輩がいないタイミングだったので、私が接客することになったんです。色々見られた後に一度神戸に帰られたのですが、その後お電話をくださって。「購入したいのだけど、諸岡さんに頼みたい」と指名してくださったんです。ご結婚が決まっている方で、その時は新居のダイニングセット購入いただいたのですが、それからも、お子様のテーブルをオーダーしてくださったり、お手紙をやりとりしたりと、長くお付き合いをさせていただいています。