本間由希

Yuki Homma

椅子班

2018年入社

ファクトリーでは、箱班、テーブル班、椅子班の3つのチームに分かれて製作しています。2018年に入社した本間由希は、現在椅子班に所属。現在、WOOD YOUで数少ない女性の職人として、一線でさまざまな椅子を制作しています。女性ならではの視点を、家具づくりに取り入れていきたいと考えています。また、木を通した学びを狙う木工ワークショップなど、自分で家具をつくることを超えた新しいチャレンジをしています。

WOOD YOUの家具職人になったきっかけは?

もともとは祖父が大工さんだったこともあって、小さい頃から木の家や家具っていいなと思っていたんです。最初はサラリーマンとして働いていたのですが、人の暮らしに寄り添うような、家に関するものを自分の手で作ってみたいと思い、木工の職業訓練校に通って勉強しました。
それから他社の家具メーカーで数年働いたあとWOOD YOUに転職。一番の動機は、無垢の木を扱いたかったことです。当時WOOD YOUで働いていた先輩の職人に紹介してもらったことが入社のきっかけでした。

会社はどんな雰囲気?

職人の雰囲気がすごく良いです。入社した当初は箱班にいて、1年前から椅子班に移ったのですが、先輩が最初から丁寧に仕事を教えてくれました。休憩は個別にとりますが、作業の合間に他愛ない話をすることもありますし、終始和やかな雰囲気ですね。
木や家具への愛もすごく強いです。木の収縮や木目の違いなどを計算し尽くしてデザインされていますし、本当に細部にこだわって作っているなと。特に、抽斗(ひきだし)の滑らかさに対するこだわりには驚きました。
季節によって収縮することを踏まえて抽斗を仕込むのですが、その微妙な加減は図面には書いていないので、職人の感覚や腕の見せどころと言えますね。入社時に、無垢の木ってカッコイイ!と感じた気持ちは、今もそのままです。

一番やりがいを感じる時は?

やはり自分の作った家具を使ってくださる方が「大事にします!」とか「座るのがもったいないな」なんて喜んでくださるのが嬉しいですし、やりがいにつながりますね。重たい家具を持たないといけないこともあるので、今までは女性は納品に行く機会が少なかったのですが、今後は性別を問わずに納品に行こうという方針になったので楽しみです。
今後やりたいこととしては、職人としての技術を向上させて、鍛錬していきたいというのが一番ですね。あとは一般の方向けの木工ワークショップを実験的に始めています。少し前に幼稚園でも出張ワークショップを開催したのですが、みんな喜んでくれて、そんな風に子どもたちにももっと木や木の家具の魅力を伝えていけたらいいなと思っています。